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もう、まるで別物に化けたような感じ。

今まで愛用していた MediBang Paint Pro がリリース29.1(ver.2023.06)を最後に無償版(旧MediBang Paint)の更新と提供を終了して有償化されていたことに気づいたので、また別のソフトに乗り換えるしかないと思って改めて昔懐かしい Krita のことを思い出して最新版(5.2.11版)をダウンロードしてみたら、初めて触った約10年前の感触とは全く別物みたいになっていて、格段に進化していました。

自分にとってデジタル・イラスト人生のきっかけになった、かつての PictBear が不幸な出来事で開発を終了してしまったのを機に、代わりのお絵描きソフトとして最初に見つけたのが Krita だったのですけど、正直なところ当時はなんだか使いづらい印象しかなくて、実は気持ちが遠ざかっていたソフトなんです。

その後も紆余曲折があって、Pixia、AzPainter、Hyper-Paint、Paint.NET、GIMP・・・と物色していく中で最終的に Fire Alpaca に出会って、イラストをお休みする数年前までは Fire Alpaca の姉妹版にあたる MediBang Paint Pro を愛用していた、という経緯があります。

改めて Krita を使ってみたら完成度が半端ではなくて、MediBang Paint Pro と操作感が少し似ていたことも幸いして、久しぶりに液タブの画面を滑らすスタイラスペンの感覚もすぐに掌に蘇ってくる感じで興奮しました。

一言でまとめてしまうと、MediBang Paint Pro で出来たことは、ほぼ全て Krita でも出来てしまう。 それに、ベクターレイヤーを持っているので、今まで Inkscape で作っていた素材も Krita だけで完結してしまうから、メチャすごいと思いました。

おまけにアニメーションまで作れるなんて、もう、至れり尽くせりのてんこ盛り。 というわけで、すべての機能を使いこなせるようになる自信がまったくありません。(ノ≧ڡ≦)

自分専用のワークスペースにアレンジ


ツールパネルのレイアウトは自由自在です。

デフォルト設定の他にメニューバーの「ウィンドウ(W)」から「ワークスペース(K)」の一覧で選ぶことができますが、自分で好きなように配置したレイアウトを「新しいワークスペース(N)」の設定で名前をつけて保存することができます。

krita_workspace

別にデフォルトのままでも良かったのですけど、作業デスクの右側に液タブを配置している関係で、どうしても描画する領域を画面の左側に寄せて置きたかったので、自分の場合は普段こんな感じで作業しています。

krita_view

ちなみに、ワークスペース一覧から Animation を選ぶと、こんな感じにレイアウトが変わります。

krita_animation

MediBang Paint Pro のときもツールパネルを全部右側に寄せていたから、こういうカスタマイズは地味に助かります。

ブラシの種類の多さに気圧されて、何を描いたらいいのか迷ってしまうほど。 しかも、これが全部無料で使えるのですから、感謝を込めて描くしかありません!

使いやすい便利機能


キャンバス上(描画領域)で右クリックするとポップアップパレットが表示されるのも嬉しいです。

krita_popup

表示されているブラシは、あらかじめ「My Favorites」というタグに登録したもので、あとでブラシごとにタグを登録したり解除することで表示させたいブラシを編集することができます。

描画色選択や色履歴選択の他に、下部セクションで画像表示のミラー反転や全画面表示、拡大縮小のスライドバー操作までできるようになっています。

ショートカットキーもメニューバーの「設定(N)」から「Kritaの設定を変更(C)」でカスタマイズできるので、普段の作業でよく使う機能をショートカットキーに登録することもできます。

とりあえず、作業効率を上げるために、最低限覚えておいた方がよいものを5つご紹介します。

[Shift]+左マウスキー 左右ストロークでブラシのサイズを連続的に変更します。
[Spaceバー]+左マウスキー マウスカーソルのシンボルが手の形に変わり、ドラッグした方向に表示画像を移動します。
[Shift]+[Spaceバー]+左マウスキー マウスカーソルのシンボルが回転矢印マークに変わり、上下左右ストロークで画面表示を回転します。
[Ctrl]+[Spaceバー]+左マウスキー マウスカーソルのシンボルが虫眼鏡マークに変わり、上下ストロークで表示画像を拡大縮小できます。
[TAB] ツールパネルの表示/非表示(キャンバスの全画面表示)を切り替えます。

これらの操作はキャンバスや編集画像自体に影響することはなくて、ブラシサイズの属性や表示領域だけが変更されます。

タブレットの場合はスタイラスペンを押し当てている状態が左マウスキーの押し込み状態となるので、片手をキーボード操作に振り向けられる人なら、作業効率が格段に上がることを体感できるはずです。

特に作業中、[Spaceバー] は左手のホームポジションみたいなもので、画像の表示領域を移動するときに頻繁に使いますし、表示画面を回転したいときは [Spaceバー] を押したまま [Shift]キーを押して、拡大縮小したいときは [Spaceバー] を押したまま [Ctrl]キーを押してスタイラスペンをストロークする、という感じ。

一度慣れてしまうと爆速です。 とにかく「描くことだけに集中したい」というイラストレーターの願いを実現する機能が妥協なく盛り込まれていて、使い込むほど好感が湧いてくること請け合いです。

高機能であるがゆえに、初心者にとってはハードルが高いと感じられるところがあることは否めないのですけど、とても将来性のある完成度の高いソフトなので、これからも目が離せなくなりそうです。

とりあえず今回はこのくらいにして、便利な機能や小技は追々紹介していきたいと思います。

Krita は公式サイトで無償配布されていますので、是非一度は体験してみてください。
Krita 公式サイト

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おまけ
Krita の学習を兼ねて描いたイラストも掲載しておきます。

2025-09-08(800x1000)

オリジナルキャラクターのうちの子です。
Rikka;宮代 六花(みやしろ りっか)